お茶ができるまで

利休園お茶が出来るまで

お茶ができるまで

お茶の栽培 お茶の栽培

お茶の生育・品質は、生育地の気象条件・土壌条件により大きく影響を受けます。
■例えば、気象条件としては…
・年平均気温が12.5~13度以上であること
・1日の最低気温が15度以上の継続日数が少なくとも80日以上あること
・年間の降水量は1,300~1,400mm以上であること

■例えば、土壌条件としては…
・排水性、通気性がよく保水性も兼ね備えていること
・土壌中の礫(れき)や粘土の割合が高くないこと
・土壌pHは一般的な作物の好むpH6~7より低いpH4~5程度になっていること

等々、様々な条件を揃えた土地が、美味しい茶葉ができる秘訣でもあります。

茶摘 茶摘

原料となる生葉が、最適なタイミングや高い技術によって摘採されることで、質が高くおいしい日本茶がつくられています。

■例えば・・・
・出開度:新芽の内で芯が止まった芽の割合。50~80%が適期。
・開葉数:一番茶では4~5枚、二番茶・三番茶は4枚程度。
・新芽長:一番茶では10cm内外、
     二番茶・三番茶は6~7cmのものを5~6cmに摘採する。

等々、様々な条件があります。
採取地域の地理や、何番茶かによって様々な条件があります。

荒茶製造工程 荒茶製造工程

煎茶は、荒茶の製造工程で「味・香味・水色」が決まります。
摘採後のすばやい熱処理と、その後繰り返される揉みによって、
お茶の品質が大きく左右されます。

1,給葉機・蒸機・冷却機
茶畑から集められた茶は給葉機によって自動的に蒸機へ送られ蒸気で蒸します。
その後、冷却機によって水分を取り除きながら茶葉を冷やしていきます。

2,粗揉機
強い力で揉みながら熱風を当て水分を減らします。

3,中揉機・揉捻機
茶の葉を再び揉みながらさらに熱風を当てます。
その後揉捻機で茶の葉に力を加えて水分の均一をはかりながら揉みます。

4,精揉機
茶の葉に熱を加え更に水分を落とし力を加え形を整えます。

5,乾燥機
揉みあげた茶を更に念入りに乾燥させます。
工場での仕上過程 工場での仕上過程

1,総合仕上機
荒茶は形が大小様々な状態で混じり合っているので、ふるい分けや切断などして形を整えきれいにしていきます。

2,仕上茶乾燥機
茶を、さらによく乾燥させると同時に独特のお茶の味やかおりを引き出します。

3,選別機
木茎や細かい茎を取り除きます。

4,合組機
製品の最終調整のため配合と均一化をはかります。

完成 完成

こうして手間ひまかけられて、茶葉が完成します!